博士の異常な愛情

「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」を観賞。
監督:スタンリー・キューブリック、出演:ピーター・セラーズ、ジョージ・C・スコット
米ソ冷戦時、アメリカ空軍のリッパー准将は独断でソ連への核攻撃を命じ、34機のB52がソ連へ向かう。そして空軍基地を封鎖する。部下のマンドレイク大佐は命令を取り消すよう准将を説得しようとする。マフリー大統領は戦略会議室にソ連大使を招き、ソビエト首相と連絡を取る。ソビエトには攻撃を受けると自動的に世界中を爆破する爆弾が配備されていた。

ネタバレあり

世界の破滅を防ぐため、大統領は首相にB52の撃墜を許可する。リッパー准将は自殺するが、マンドレイク大佐は中止命令の暗号を解読し、大統領に伝え、B52はソ連から撤退する。しかしコング少佐の指揮する機は無線が壊れたため中止命令を受け取れず、核爆弾をソビエトへ投下する。ソビエトの自動報復が始まり、世界中で爆発が起る。

冒頭に「映画はフィクションであり、現実には起りえない」とのキャプションが出るが、本当だろうか?この映画のように軍人が暴走することは絶対あり得ないだろうか?トップの大統領が暴走することはあり得ないだろうか?国民が群集心理により暴走することはあり得ないだろうか?全てあり得ることだと思う。
核は抑止力だから、使うことはあり得ないと言われる。そうだろうか?実際に核が使われた事実があることを忘れてはいけない。広島、長崎だ。仮定の話だが、あの時、日本に核兵器があったなら、日本はどうしただろうか?たぶん、報復攻撃をしただろう。そして、今の日本はなかっただろう。
北朝鮮は不安定な国だ。核を持たせるべきではない。アメリカはどうだろうか?多くの人が眉をひそめるような発言を連発する大統領を選んでしまった国である。核を持たせていて良いのだろうか?平和国家を標榜する首相は、国政でも外交でも「対話より圧力」を優先している(アメリカには異常なまでに迎合しているが)。被爆国なのに「核の傘」の陰に隠れている。
圧力による平和ではなく、対話による平和が実現される世界になって欲しいものである。

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